
数十年前に、アフリカで発生した大規模な虫害で、緑は殆ど食い尽くされた中、不思議なニーム樹(Azadirachta indica)だけが完全無損に生き残った。あれから、ニームが虫害と戦う強力な戦士として世界に注目されるようになった。
実は、数百年前から、インドの人は既にニームを良き医薬品、食品及び燃料として使っていた。ニームの薬用効果がインドの数々の歴史文献に記載されている。さらに、最近の研究結果により、ニームの実、葉、種などから抽出した生物活性成分は125種の害虫に対する抑制効果を有することが解明されている。ニーム樹の栽培と応用が環境問題を改善する有効的な案となることが間違いない。
①肥料
ニーム油を抽出した後のニーム実の残留物に含まれるヘリウム、燐、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの量が他の有機肥料より多く、尚且つ殺虫と虫駆除効果(特に白蟻と線虫)があるため、良き植物肥料となる。
②家畜飼料
アルカリ処理を施されたニームケーキを家畜飼料として使うこともできる。
ニーム樹の根には糖分、コラゲン、蛋白質、色アラニンが含まれ、その浸け出す物が医薬品に広く応用され、特に皮膚病の治療、及び虚弱の治療に大変有効である。
ニーム樹の皮から抽出されるN9GIが抗癌効果を有している。
①植物成長促進
インドでは、ニーム樹の葉を細かく刻んで水稲の苗を植える前の畑に投入する。スリランカでは、ニームの樹の葉でタバコの根を保護する。ガンビアでは、ニームの樹の葉でトマトの根を保護することにより、トマトを早く成熟させる。
②家畜飼料
消化可能な粗蛋白質が多く含まれているため、印度などの国ではニーム樹の葉を羊の飼料として使う。
③薬用
ニーム樹の葉からの抽出物が潰瘍、発熱、高血圧などの治療薬に応用される。
ニーム樹の実の50%を占める果肉と殻は、豊富な炭水化物と無機養分が含まれるため、工業発酵に使われる。
ニーム樹の殻は活性炭などを作る原料に使われる。
ニーム樹の木材は、防虫効果があるため、合板、抗腐耐火合板、セメント紙型などに応用される。
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